"rdv o globe" 10 years
rdv o globe 代表 前淵 俊介
2022年2月で "rdv o globe" 10周年を迎えることができました。
皆様には大変感謝しております。
まあ、10周年だろうが20周年だろうが知ったことじゃねぇ、という方がほとんどでしょうが、
10周年モデルという商品を作ってしまいました。
ご紹介するのはコードバンの靴です。
この歳になるまで200足は色々な靴を履いてきました。数々の抜群な靴はありましたが、光り輝くCORDOVANはいいものです。
以前からフランス、イタリア、イギリスの靴工場に足を運び、CORDOVANを使った靴を依頼しましたがヨーロッパではCORDOVANは弱い革というイメージがあるようで、なかなか生産に至りませんでした。革が固い為か?生産工程中にクラックしてしまう事があるのであまり使わないようです。そういえば”J.M.WESTON"のフランス、リモージュの工場にも綺麗なCORDOVANの革があり個人オーダーしましたが、やはり断られました。
CORDOVANと言えば、長く親交のあるMarcel Lassance氏も大好きでした。プレーントゥーしか履いてなかったな~。彼はALDEN社にブラックのCORDOVANを作らした第一人者です。それまではBROOKS BROTHERSで#8 バーガンディーの色のみでしたから。。。
今回、私共と長年の付き合いのある”GUIDI&ROSELLINI"に究極のプレーントゥーをお願いしました。
やはり、GUIDIの社長さんもCORDOVANと聞いて初めは渋っていましたがどうにか引き受けて頂きました。
先ずはCORDOVANの革作りからのお願いです。GUIDI社でもCORDOVANという素材はレギュラーであるのですが、僕が欲しいのはHORWEEN社のSHELL CORDOVANを超えるCORDOVANです。
革自体も何度か作って頂き、サンプルもお願いして上りを見ると素晴らしいの一言です。因みにGUIDI社ではOVALE CORDOVANと呼びます。
そして、、、、2022年春、
待望のプレーントゥーが上がってきました。ロングノーズ、コバのラインは非常にエレガントで、厚手のレザーソール、大きめのヒールは無骨さを放っています。
まさに、エレガントさと無骨さを兼ね備えた私の思い通りのスペシャルが仕上がりました。この光輝く写真をみて下さい。見ているだけでニヤついてしまう代物です。
ありがたい事にGUIDI社長のご好意により今回10周年という事でシューレースまでCORDOVANの革で作ってくれました。CORDOVANのシューレースなんて見たことあります?
靴底の"GUIDI&ROSELLINI"のロゴもイカしてますよね。今後このロゴが変更になるそうですが私としてはこちらの旧ロゴが断然好みなので、うちのオーダー分はこの旧ロゴを使用しております。
100足オーダーしたのですが、高価なものでGUIDI社長も初回は30足までしか作りたくないとの事で、上がりに納得したら追加オーダーという事になりました。
という事で、今回入荷は30足になります。残りの追加分は9月から10月頃の入荷予定です。
僕は2足買います。履く用と観賞用に、、、
では。。。
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